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未経験から3年目でプロジェクトリーダーに
理由1)整った体制のない中で成長していく「芯のある人材」

ー前職はITコンサルティング企業で働いていたと聞きましたが、アグリコネクト(株)との違いはどういった点にありますか?

湯本:アプローチの方法が前職とアグリコネクト(株)とで、全く異なることに一番の違いを感じています。
ITコンサルの中で自分が担当していた領域は、最初にプロジェクトゴールを定めた後はいかに規律を持って進めていけるかを追求していました(もちろんそれでも想定外のことは多々起きますが)。一方、アグリコネクト(株)では真のゴールをクライアントと共に議論・検討するところから始め、仮説を作り検証し、必要に応じて都度ゴールや取り組みを変えながら進めていきます。

ー経営・戦略コンサルは未経験ということで、アグリコネクト(株)には、体系化されたコンサルの技術はあったのですか?

湯本:整った体制はなかったので、本や人の話から学んでいきました。

ーそういう環境で、成長していけるのはどんな人だと思いますか?

湯本:芯のある人かなと思います。言葉を変えると、苦しい中でも「日本の農業を強くする」という想いと自分の仕事に誇りを持って、最後まで投げ出さない人です。正直、クライアントからの要求レベルも高く、答えがない中で取り組んでいくこともある大変労力のいるハードな仕事ですので、それに耐えられる気力や体力が求められますし、業務に向き合う中で勉強し、スキルを上げていく必要があります。
しかし、コミットメント(責任を伴う約束)を重要視する環境で働けることは非常に幸せですし、仲間たちもそれに向き合っています。優秀な同僚から日々刺激を受けるのはもちろん、それ以上に言いたいことは仲間想いのメンバーが多いので、助けられる部分が多く、私も少しでもみんなの力になりたいという感情が自然と湧いてくるんです。

未経験から3年目でプロジェクトリーダーに
理由2)芯のある人材の成長を支える「ウェットな人間関係」

ー次に、コンサルタントの仕事内容について聞かせてください。

湯本:私が主に従事しているのは異業種企業の農業参入支援です。新規事業としてゼロベースで農業に関連するビジネスを創出するパターンと、自社の既存技術や既存サービスを農業界に転用して事業化するパターンがあります。重要なことは、どちらのパターンでも、これからの農業界を担う農業経営者たちの農業経営課題を解決し得る事業にできるかどうかです。この部分はたとえ大企業であっても異業種からの参入者では把握できません。ここは社長をはじめとして農業の産業化に10年以上向き合ってきたアグリコネクト(株)だからこそ提言できる部分です。先進農業経営者と彼らを支援する企業を、想いの部分から繋いでマッチング(コネクト)していく。これが私たちの仕事です。

ーキャリアアップしていくためには何が求められますか?

湯本:業務全般を通して任せられる安心感かなと思います。クライアントの真の要望を察知し提案して受注してくるところから、プロジェクトの具体的な内容を設計して自分の力で回せるかが日々問われます。私は3年目でプロジェクトリーダーとして自分の裁量でプロジェクトを進めさせてもらえる部分がかなり増えました。

ーコンサルティング事業部はどれくらいの規模ですか?

湯本:コンサルティング事業部は10名程度で、解決したい農業経営課題に向き合うにはまだ足りていません。今は規模拡大に向けて社内の体制を見直しているところです。役員がプロジェクトリーダーを兼任している体制から、受注・業務遂行・報告まで一連の仕事を担えるプロジェクトリーダーが徐々に生まれていっているところですね。

ー実際、コンサルティング事業部内で、仕事はどのように動いていますか?

湯本:コンサルタントは1人あたりだいたい3〜5件の案件を抱えています。1案件につき2〜3人のプロジェクトチームで動いていくことが多いです。

ー社長や役員との距離は近いですか?

湯本:近いです。役員もプレイングマネージャーなので、共にゴールに向かっていっているという感覚が強くあります。プロジェクトが緊迫した状況になるといつもより目が輝いているように見えるのですが、私の気のせいでしょうかね。

ー前職に比較して、アグリコネクト(株)の人間関係はどうですか?

湯本:「ウェット」です。社員同士、お互いへの関心が強い。特に社長の社員に対する熱量は非常に大きいです。
コンサルティング企業の資産は人材そのものですし、まだまだ小規模のアグリコネクト(株)では、社員一人ひとりが成長していくことがとても重要なことです。それもあってか個人への興味関心が強い。あとは、非農家出身で農業や地方・地域に関心がある人は、ウェットな人間性の人が多いように感じます。ちなみに採用後は各メンバーの強みを活かせるよう、そのメンバーにあったプロジェクトをマッチングするようになっています。

未経験から3年目でプロジェクトリーダーに
理由3)自分・会社・クライアントのビジョンを「リンクさせて達成」

ー自身の強みは何だと思いますか?

湯本:IT業界で培った着実に物事を進める力と、リーダー業務を通して学んだ各メンバーの力を最大化できるようなプロジェクトにするために努力できること、プロジェクトが緊迫した状況になっても最後まで向き合い続ける力かなと思います。あとは、新しい人と交流するのが好きです。クライアントと農家、さらにはプロジェクトに必要な新たな人物の間で、スムーズにプロジェクトを進められるよう努めています。人と人をつなげるのが強みだと思います。

ー今後のビジョンを教えてください。

湯本:各地方・地域ならではの産業が生まれて、特長を活かして輝ける地域を数多く作っていきたいです。それを可能にする技術や想いが日本の産業界には十分にあるとこの3年間で感じています。
私は元々日本が大好きですが、この3年間で多種多様な農家のところを訪問させていただく機会に恵まれて、改めて各地の人・文化・景観に触れ、その想いはさらに強くなりました。農業界の「外」にあった異業種企業の方々の高い技術力・ノウハウと、農業界の課題を解決しようとする想いと努力を掛け合わせれば、日本農業のステージを先に進めるさまざまなものが生まれていく。今後もアグリコネクト(株)で、異業種企業の農業参入支援を通して、自身も学び・成長し、自分なりの地域活性に繋げていきたいです。今、会社のビジョンと自分のビジョンがリンクしている状況が目の前にありますが、冷静に考えると普通のことではないと思います。こういう環境での仕事はアグリコネクト(株)が初めてですし、とても幸せに思っています。

NPOでも協力隊でもなく「農業を強くする仕事」を

ー以前は、どんな会社で働いていたのですか?

湯本:新卒で入ったのはITコンサルティング企業で、クライアント企業の営業から会計までの情報を一元管理する基幹システムをゼロから自社で構築するスクラッチ開発を行う部門にいました。

その次は、奥さんの家族と子供服の輸入販売事業の会社を興しました。自営業です。子供服出店の話は家族内でずって出ていたので、ITコンサル時代に体調を崩して休職したタイミングで、改めて家族との時間を大切にしたいと考えた結果、自営業で生計を立てていく道を選びました。
しかし、扱っていたブランドは良質で良いお客さんも付いていたのですが、十分に売上が安定するところまでは持っていけませんでした。

ーアグリコネクト(株)にエントリーをした動機を教えてください。

湯本:お試し移住を通して、地域活性が自分の中のテーマとして生まれたからです。地域活性の一つの形として、地域の農業事業体が発展していくことが重要で、その支援をしたいと考えていました。

ーお試し移住がきっかけで地域活性に興味を持ったのですね。お試し移住をしようと思ったのはなぜですか?

湯本:輸入販売事業の次の仕事を考える中、子供の体調がよくない日々が続いていました。原因は不明でしたが、ちょうど東日本大震災の時期に幼児だったこともあり、地方移住の可能性が家族の間で浮上していたんです。しかし、いきなり移住するのはハードルが高いので、いくつかの自治体が行っている「お試し移住サービス」を利用し、福岡県筑後市に一ヶ月移住しました。

ーお試し移住はどうでしたか?

湯本:2つわかったことがあります。まず子供たちの体調がすこぶるよくなりました。これは本当にうれしい出来事でした。自然も豊かで食べ物は安くておいしい。交流させていただいた方々は素敵な方ばかりで、ずっとそこで暮らしていきたかった。

しかし、2つ目のわかったことが問題でした。地方ではかなり仕事が少なかったということです。「活気が年々減ってきているが、どうしたらよいかわからない。多くの人が福岡や東京に行ってしまう。」という声を地域の方々から伺いました。

ー人口流出や働き口の少なさは地方の課題ですよね。その課題に対してどのようなアプローチを考えていましたか?

湯本:前職で培ったITスキルを活かして現地の企業に就職をと考えましたが、福岡市や北九州市と違って筑後市周辺では求人情報はほとんどありませんでした。

市役所の方には、地域に新しい仕事を創り、人を呼び込み、活性化のサイクルを生み出す「地域おこし協力隊」を紹介されました。
しかし、3年間という定められた活動期間に事業化がうまくいかないケースが多いということも同時に教えていただき、私にとっては成功確率が低そうだなと思いました。

しかし、大好きになった筑後市のように地方・地域の各地で活気が減っているのであれば、リアルに寂しく感じましたし「大好きで素敵な日本の各地域が活気を損なわないような仕事はないだろうか?」「そういう仕事に自分が貢献できる道はないだろうか?」という考えが生まれていました。

ーお試し移住終了後はどうしたのですか?

湯本:東京に戻ってからは、引き続き地方移住の可能性も捨てずに転職活動に取り組みながら、有楽町の交通会館によく通いました。そこでは各自治体が訪問してくる移住検討者に対して自地域の魅力や働き口を発信していました。
そんな中、地域の働き口としてプレゼンをしている企業は、農業法人が多いことに気づきました。それまで農家とは人生で交流したことがほとんどなかったのですが、自治体に依頼され地域の代表として有楽町までいらっしゃっている農業法人は、自地域を飛び越え、はるか遠くの地方にまで営業行脚をしていたり、PCの使えない中で輸出をしていたり、売上が毎年倍増していたり、東南アジアで生産を行う法人を立ち上げようとしていたり、イメージしていた農家とは全く異なりました。

そんな彼らから聞いたのは「地域活性というものにどう取り組むべきかわからない。しかし自分達はその地域で行っている農業がより魅力的な事業になるように、多くの人が農業をかっこいい仕事だと感じるようにしたい。そのためには突き抜けること。地域では異端と思われるかもしれないけど、強く大きくなっていくことを目指していきたい。そうすることで雇用が拡大し、地域に新しい人を呼び込む受け皿が生まれ、経済が大きくなり、地域活性に繋がるのかもしれないね」という言葉でした。

「これだな」と思いました。農業や農家の事は全く知らなかったのですが、知り合った人たちは熱い想いを持っている人が多くて、話を聞いて心底ワクワクしました。農業が強くなっていくことが、日本の地方・地域を強くしていくことに繋がると確信したんです。

そこで2つの選択肢ができました。強い農業を目指す農業法人に参画するか、それとも彼らのような強い農家を「支援する人」を目指すか。あまりに農業とは無縁だったため、農業法人の日々の業務でどこまで貢献できるかわからない、という率直な不安があったことは事実です。そんな時「農業を強くする。農業を産業化する。」ことを理念に掲げる農業コンサルティング企業アグリコネクト(株)の存在を転職アドバイザーから教えていただきました
IT系とはいえコンサルティング企業での勤務経験がある自分には、農業法人よりは親和性が高く、貢献できることも多いのかもしれないと感じエントリーをしました。

ー「農業を強くする」は、アグリコネクト(株)のコアメッセージですよね。

湯本:社員全員のビジョンやアプローチはそれぞれ異なりますが、その1点はみんなが大事にしている部分だということが、入社してからも分かりました。
今後も想いある農家さんと企業を繋げて農業を強くし、大好きな地方・地域の活性化に貢献したいと考えています。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。アビームコンサルティング株式会社より転職し現職。 農業を通した永続的事業の創出で地方地域をより豊かにしたいと思い、アグリコネクト㈱に参画。 IT業界で培った緻密な計画立案と着実なプロジェクト推進を得意とする。 企業のアグリビジネス参入支援コンサルティングを担当。 事業開発支援においては初期構想から事業パートナー開拓、仮説検証トライアルまで、フェーズを横断した包括的な支援を行っている。 農業資材の実証試験コンサルティングサービスを統括。 試験目的に応じた柔軟な座組設計の上で開拓した試験協力先は、プロ農家やJA、研究機関等、延べ50団体以上にのぼり、日本全国に広がるネットワークを活用し、穀物・果菜類・葉菜類と様々な品目での試験実績を持つ。 試験の質向上のためには、協力先農家へ適した栽培方法の提案まで踏み込む。 新技術と農業経営の融合で農業変革を加速させ、地域ごとの新たなモデルを創出することを目指している。