こう考える!アグリビジネス参入
生産だけではない事業領域
European Parliament「Farm to Fork Strategy」https://www.europarl.europa.eu/committees/en/farm-to-fork-strategy/product-details/20201029CDT04383(2020/05/20)
Table of Contents
アグリビジネスとは
「アグリビジネス」や「農業」への参入を検討する際、
日本企業の多くは「生産」「設備」あるいは「六次化」といったキーワードに囚われがちです。
アグリコネクトにお寄せいただく質問の中にも、
●何の品目を作れば儲かるか
●どのぐらいの面積をやればよいか
といったものが少なくありません。
しかし、生産ありきでアグリビジネスを検討しようとすると、ハードルが高くなってしまいます。
生産は手段の一つに過ぎず、生産以外の関わり方も多く存在します。
大切なのは「農業界や地域、食のどんな課題を解決するのか」から考えることです。
それを実現するための手段を講じる、というのがアグリビジネスの正しい検討方法と言えます。
アグリビジネスの事業領域
アグリコネクトでは、アグリビジネス全体を9つの事業機会に分けています。
何れも農業界の課題や地域課題、食課題を解決するための重要なテーマです。
これらを基に事業機会を見出していきます。
特に大事なのは、一番右側の「ライフスタイルデザイン」、すなわちマーケットに基づいて事業テーマを見出すということです。
そのマーケットに対して、農作物加工・保存でどんな事業テーマがあるか、
そのための生産はどんなものが必要で、どんな設備や技術が必要か、といった順で逆算していきます。
コメント
9つの事業機会を踏まえて、自社の強みやネットワークを活かせる領域はどこか、
「農業参入を通して実現する課題解決や価値は何か」から事業検討をはじめることをおすすめします。