道の駅とは
地域住民と観光客の生活を、食や文化・交流で満たします。
ふらっと「道の駅すいかの里植木」https://team-flat-michinoeki.com/kyusyu-okinawa/kum-michinoeki-suikanosatoueki/(2020/07)
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道の駅とサービスエリア
2021年(令和3年)6月11日付時点で、道の駅は全国で1,193箇所あります。
サービスエリアとは何が違う?
施設の「事業主体者=開設者」と「道路の種類」が異なります。
道の駅は、「自治体」すなわち都道府県や市町村が「一般国道」(=一般道)に開設します。
サービスエリアは、「道路管理者」が「高速自動車国道」(=高速道路)に開設します。
開設後の運営方式は似通っていて、事業主体者が直接運営するほか、
「指定管理者」(民間会社や協同組合)を指定したり、第三セクターや財団法人に委託したりします。
開設にかける費用は、事業主体者のお財布事情によってまちまちです。
道路管理者とは?
道路の新設や改修、交通施設などの管理の役割を担っている者です。
道路法によって定められ、道路の種類によって異なります。
道路の種類とは?
道路は、私道と公道に分けられ、公道は更に4種類に分けられます。
● 高速自動車国道(通称「高速道路」) 国土交通省が管理
● 一般国道(通称「一般道」) 区間によって、国土交通省・都道府県・政令指定都市の何れかが管理
● 都道府県道 各都道府県が管理
● 市町村道 各市町村が管理
道の駅の目的
高速道路だけではなく、一般道にも休憩所が欲しいというニーズから生まれました。
道の駅ができるまで、一般道には24時間誰もが自由に利用できる休憩所がありませんでした。
時代の流れとともに女性や高齢者のドライバー、長距離ドライバーが増加し 快適な休憩所のニーズが高まり、
1993年(平成5年)年に正式登録されました。
道の駅の開設要件
道の駅には 「申請と登録」 が必要?
道の駅の開設は自治体が行いますが、 国土交通省に申請し登録を受ける必要があります。
登録には「登録要件」があります。
道の駅には 「申請と登録」 が必要?
道の駅の基本コンセプト「地域とともにつくる個性豊かな賑わいの場」に基づき、 3つの機能を備えていることが求められます。
●「休憩機能」 24時間無料利用できる、駐車場とトイレ設備
●「情報発信機能」 道路情報や 地域の観光情報、 緊急医療情報などの提供
●「地域連携機能」 文化共有施設や観光レクレーション施設など、 地域振興を目的とした施設
道の駅のメリットと課題
道の駅は、地域の活性化や地方創生に役立つ可能性というメリットを持った施設です。
しかし、その実現には事業主体である「自治体」の努力が不可欠という課題も併せ持っています。
道の駅の施設数が1,000を超え、来場者確保の競争が激しくなってきたためです。
コメント
巨額を投じて開設しても、地域にとってメリットがなければ本末転倒です。
これからの道の駅には、「たまたま立ち寄る場所」ではなく「目的地」になり得るような、独自性のある明確なコンセプトが求められます。
参考
遠軽豊里IC周辺施設基本計画検討協議会「道の駅の必要な要素」(2020/03/18)
国土交通省「道の駅案内」https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/outline.html(2021/06/18)