AGRICONNECT Co.,Ltd.

VISION私たちの目指すところ

LED補光園芸とは

気象変動リスクに対応するために、

環境をコントロールした栽培で、農業経営を安定させます

The Japan Times「Are indoor farms the next step in the evolution of agriculture?」https://www.japantimes.co.jp/life/2017/03/10/food/indoor-farms-next-step-evolution-agriculture/(2017/03/10)


施設園芸とは

植物の環境を制御するために、設備を備えた施設内で行う栽培方法を指します。

ビニールハウスやガラス温室も「施設園芸」に含まれます。


環境の制御とは?

植物の「生育環境」や「自然環境」をコントロールするという意味を持ちます。

コントロールする要素には、光や温度、湿度、二酸化炭素濃度、養分、水分、などが含まれます。


施設園芸と植物工場

施設園芸の中でも、一定の気密性を持った施設内で高度な環境制御を行い、

生育状況のモニタリングを実施している施設を「植物工場」といいます。

高度な環境制御によって、季節を問わず1年を通して継続的に栽培する「周年栽培」が可能になります。

また、モニタリングによって生育予測が立てられるため、計画的かつ安定的に生産することができます。


植物工場

植物工場の種類

植物工場は、植物にとって最も重要な「光」を軸に3種類に分けられます。

 太陽光型       太陽光を利用して栽培を行う、温室などの半閉鎖環境の施設

 完全人工光型     蛍光灯やLEDなどの人工光を利用して栽培を行う、閉鎖環境の施設

 太陽光・人工光併用型 「太陽光型」と「完全人工光型」の2つを併用している施設

併用型は、太陽光型と同じく温室などの閉鎖環境で、

太陽光の利用を基本に夜間などに人工光で補光しながら栽培を行います。


植物工場の種類

2021年2月時点で、400近い施設があります。

太陽光型は170施設、太陽光・人工光併用型は33施設、人工光型は187施設といった内訳で、

併設型が少ないことがわかります。

2012201320142015201620172018201920202021
太陽光型 利用施設数8315118519579126158160164170
併用型 利用施設数2128333336313230353
人工光型 利用施設数106125165185191197183202187187


201920202021
人口光型利用施設数202187187
∟調査回答数 ∟43(21%) ∟39(19%) ∟37(20%)
  ∟蛍光灯   ∟16(37%)   ∟5(13%)   ∟9(24%)
  ∟LED   ∟27(63%)   ∟25(64%)   ∟28(76%)

一般社団法人日本施設園芸協会『大規模施設園芸・植物工場 実態調査・事例調査』「図表51 施設数の推移」(2021/03)をもとに作成



コメント

人工光型の植物工場が増える中で、近年LEDを利用する割合が高まっています。

LEDの利点は、低電力のためコストを抑えられるというだけではありません。

 

波長をコントロールして様々な色を作りだすことができるため、

植物ごとに最適なLEDや、植物工場で働く人の目や体に優しいLEDも開発されています。

より良いものをより効率的に、人にも環境にも優しい生産が求められています。


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