AGRICONNECT Co.,Ltd.

無限の価値を創造する「総合農社」へ

2021年02月07日農家・農業法人向け事例

数字と志で、僕らの夢を加速させてくれた。

クライアント情報

ベジエイト株式会社
専務取締役 重冨 裕貴様

東京で法律関係の仕事に携わっていたが、農業界のピンチをチャンスと見出し、宮崎へ戻る。父と共にベジエイトを発展させ、現在は広大な選果場を保有、宮崎でも有数の農業法人へと成長している。農業に関わるさまざまなビジネスを広げ、総合農社をつくりたいという夢を持つ。

コンサルティング領域

  • 経営: 経営理念、中期経営計画
  • 組織・人事: 人事制度・人材採用

僕の想いと、アグリコネクト株式会社(以下アグリコネクト)の志が共鳴した。

僕と同じことを考えている人がいる。アグリコネクトさんに出会った時そう思いました。出会ったのは農業チャレンジ塾で、当時僕は、農業に勝機を見出して宮崎に戻ったものの、地元のこともよく知らない、ましてや農業もわからない中で、導いてくれる先生が必要だと思っていた時でした。知らないながらも、農業の未来については、若い人を増やしていかないと持続しないと。20〜30代の人が農業を選んでくれるように、産業として農業の地位をあげないといけないという想いがありました。その想いが、アグリコネクトさんの「日本の農業を強くする」という志とうまくマッチングしまして。この人たちなら、僕の目指しているゴールに最短距離で導いてくれると思い、すぐにコンサルティングをお願いしました。まずは、目指す姿を決めた方がいいということで経営理念の策定から。ベースとなる考えは、1週間〜10日間くらいかけて、父と僕で各々考えを紙に書いて提出しました。そこから宮崎市内のホテルの会議室を借りて、熊本さんも参加しながら、取捨選択を行い『無限の価値を創造する』というビジョンに決まりました。僕らの想いがちゃんと込められて、納得しているビジョンです。

すごい人の周りは、すごい人。

出会った時、すげえ人だなと思いました。僕は大学も東京で、幅広く日本中の人とおつき合いさせていただける機会があったんです。でも、農業は地域に根付いた産業なので、考え方も物理的にも地域的に縛られてしまうから、もったいないなと思っていました。アグリコネクトさんは、全国の有力な農業者の方々や官公庁の方々ともお付き合いがあるので、自分の幅を非常に広げてくださっています。アグリコネクトさんの繋がりの中で、地域でも志高く、経営も上手な方々とお付き合いし、たくさんのことを学ばせていただきました。揉まれながら、より高いレベルに上がっていくことができた。情報交換はもちろん、いろんなアイディアをお互いに出し合うことができる方に出会えたのは、本当に良かったです。出会った頃は、月に2回ほど、6-7時間話をさせていただいて、僕の話を数字や文章で明確化していきました。おかげで、ぼんやりしていた頭の中が整理され、直近の道やビジョンを見据えることができました。今も、毎年の事業計画の中にある目標の中身を数字で細かく見ています。品目ごとに数字を見て、一つひとつ因数分解する中で「この作物は収支がいいね」など教えてくれるので、それをもとに作物の入れ方を判断できています。数字でものが語れるようになり、企業的な農業ができるようになりましたね。

目指すは、総合農社。

『無限の価値を創造する』という言葉には、産業として農業の地位を上げる、という意味が込められています。いま、農業がつくっているのは有形の価値だけれど、本当に魅力のある産業にしていくために、無形の価値をつくらないといけない。なんとなくでも、農業に対して『儲かる』とか『かっこいい』とか『いろんなところに貢献している』というイメージをみんなに持って欲しいと思っています。まだまだ遠い目標ですが、有形・無形の価値を生み出せた先には、農業で、無限の価値を創造できる。農業自体は、どんなこともできる、さまざまな可能性を内包している、という想いを持っています。この先は、農業別にいろんなことにチャレンジしていきたいですね。いまは、基本的に生産物、農産物をつくる、買う、売るだけれど、生のものだけでなく、加工販売や家庭菜園にも手を広げていきたい。アグリコネクトさんがやってらっしゃる農業コンサルタントもやりたいし、レストランもやりたい、アパレル(作業服)もやってみたい。農業に関わるやりたいことが、本当にたくさんあります。ベジエイトだけでなく、周りにいろんな事業も巻き込んで、最終的には総合商社ならぬ総合『農』社にしていきたいです。僕たちをどこまでも理解してくれているアグリコネクトさんとなら、一緒にできると思っています。給料はもちろん、働く人にとって「あそこに行ったらなんでもできるよな!」と思ってくれるような、そんな存在を目指していきたいですね。


―代表取締役社長・重冨 保様より

未来への投資と、背中を押してくれた。

地域をなんとかしたいという思いで、26年間勤めていたJAを退職、ベジエイトの前身となる会社を立ち上げました。当時は設立したばかりで、売上もまだまだ。その頃に、農業チャレンジ塾でアグリコネクトさんにお会いして、専務である長男と一緒に経営理念をつくりました。そこから具体的な手法を教えていただきつつ、目標に向けて進んでいく中で、平成29年に選果場をつくったんですね。2-3億円の選果場。当時の売上は1億円でしたから、思い切った決断です。それを決意できたのはアグリコネクトさんが背中を押してくれたからだと思っています。農地が荒廃して、耕作放棄場が増えていくのをなんとかしたいと思ってつくった会社でしたが、生産だけでは難しかった。その時に『10年後はこうなっていく』その未来に向けて投資をしましょうと導いてくれたのが、アグリコネクトさん。その話を聞かないとできませんでした。信じるもの、目標を決めて進むという意味で、非常に勉強させてもらいました。

農業が、他産業を超えていく存在へ。

僕らは、南九州の食糧生産基地、宮崎都城の真ん中、いいところにいます。地の利もありますし、何より人の輪があります。JAにいたときの繋がりもありますし、熊本さんに出会えたのも日々前を向いてやってきたからだと思っています。選果場をハブとして、全国から来ている若い社員やみんなを集め、より良いものを出荷していくシステムをつくっていきたい。根底にあるのは、地域農業をなんとかしたいという想いです。そのためには、農業が他産業を超えていかんといけない。福利厚生も報酬も他産業以上にならないと。簡単じゃないでしょうけど、生産から一歩進んで販売も担って、利益を上げていけば、十分他産業以上になれると考えています。アグリコネクトさんは、日本内外でのご活躍をされているので、たくさんの情報や指導を僕らにしてくださる。おかげで、僕らは井の中の蛙でなく、学ぶことができています。アグリコネクトさんとお付き合いすることが、僕らにとっては、未来への投資そのものです。

ベジエイト株式会社
https://vege8.co.jp
宮崎県都城市下水流3372
代表取締役社長 重冨 保