AGRICONNECT Co.,Ltd.

アグリビジネス新規事業創出事例(トヨフレックス様)

2022年08月22日 企業向け事例

人脈と知見をベースとした
提案型の戦略パートナー

クライアント情報

ご担当者様

営業グループ 主務
堀田 健様


事業内容

1973年4月、ステンレスミニロープの販売会社として設立。現在は朝日インテック株式会社のグループ会社として世界トップレベルの技術を活かした幅3ミリ以下のミニロープ技術を核とする製品の開発から製造、販売までワンストップ生産体制での供給を行う。同社の製品は自動車や建築資材、医療やOA機器、レジャー用品など、多岐にわたり活用されている。2019年11月には作業負担の軽減を目的とした腰アシストスーツ「Way-sist」を製品化。

社会貢献のために開発した新製品を農業分野で普及させたい。

農業WEEKでアグリコネクト株式会社(以下アグリコネクト)さんの出展ブースが目に入り、話を聞いたことがきっかけとなり、新製品のアシストスーツ「Way-sist」のコンサルティングをお願いしました。
アグリコネクトさんは、当社のビジネスモデルに近い商品をプロデュースされた実績があり、非常に具体性のある提案をいただきました。農業ビジネスに特化したコンサルティング会社は、これまでにあまり聞いたことがなかったのですが、むしろその専門性におもしろさを感じました。

「Way-sist」は、社会貢献を目的として開発した製品です。電力を使わず、自分の体重をバネに蓄え、それを還元してアシスト力を出します。まずは、我々に近い製造業などのモノづくりの現場で困りごとを抱える企業や介護現場を販売のターゲットとしました。農業分野に目を向けたのは、農業就業人口の高齢化が進むなか、高齢者の作業負担の軽減にアシストスーツが貢献できるのではないかと考えたからでした。
高齢者の作業負担が軽減されると、働き続ける環境ができ、ベテランの技の伝承が途切れることなく、ひいては農業界への社会貢献にもつながるのでは、と期待しています。

当社が取り扱う製品のなかには、ビニールハウスの天窓の開閉に使用されるワイヤーなどもあり、以前から農業界とのつながりはありましたが、そのほとんどがB to Bでした。「Way-sist」はエンドユーザーの農家さんに販売する商流で、いわゆるB to Cになります。これまではB to Cの経験がほとんどなく、お客様に直接販売を行う場合、どのようにアプローチするかの知見もありません。ホームセンターに持ち込んで販売したらいいのか、JAに直接電話をかけて営業する方がいいのか、とにかく売り方がわかりませんでした。
そのようなタイミングで、農業界にあらゆるタッチポイントをもつアグリコネクトさんとパートナーシップを築けたことで、外部から農業への新規参入でも安全かつスムーズなプロモーションをスタートすることができました。

総合的かつ長期に渡るパートナーシップを築き、新しいビジネスモデルを作る。

アグリコネクトさんとの契約後、キックオフからさまざまな会議を重ねました。当社の製品が、農業のどの部分をターゲットにできるか2時間半ぶっ通しで説明を受けた際には、我々が気づかなかった視点からアドバイスを受けました。

たとえば、キュウリは実がなる高さが違うので、体の上下運動が発生して、作業には大変負荷がかかるということ。また、ぶどうや梨では棚の下で屈みながら行う作業があり、高い注意力が必要、かつ丸一日という短期間で行わなければならないことがあるとのことで、何気なく見ていた光景と説明された内容が噛み合い、非常にわかりやすく理解できました。話を聞くまでは、重量野菜を扱う農家をターゲットにしたらいいのでは?と単純に思っていましたが、アドバイスによって、アプローチ先を徐々にシフトさせていっています。

毎回、アグリコネクトさんの情報量の多さには驚かされますが、質問する余裕すらないほど圧倒され、これ以上わからないことがないというぐらいまで、徹底的にご提案いただいています。 新製品のプロモーションを行うにあたり、農業関連の媒体に広告を載せるだけでは、こちらとしても成長の余地がありません。広告を打ってそれでおしまいではなく、総合的に長期間アドバイスを受けたり、教えていただいたりしながらいろいろ吸収して、新しいビジネススタイルを作りたいと考えていました。アグリコネクトさんからは膨大なデータをベースとしてさまざまな提案やアドバイスをいただき、安心して任せられる戦略パートナーだと感じています。さらに、アグリコネクトさんが運営しているWebメディア「AGRI PICK」へインタビュー記事を作成・掲載してもらったことも、大きな反響を呼びました。実際に農家さんへ取材に行き、ビデオカメラを回しながらPRした記事は、その後も閲覧数が増えています。そこからの反響で製品を購入していただいたお客様からの口コミも広がりました。コロナ禍のさなか、我々が直接行けないところにWEB媒体によるアプローチを提案していただいたのも、効果が大きかったと思います。

今後も、顧客との橋渡しとなるコンサルティングを期待。

以前、会議で出た話題のなかで「農業は単年度ではなかなか物事が決められない」というのが、非常に印象に残りました。アグリコネクトさんと一緒に農業現場へ同行させてもらった先々では「まず、信頼関係を構築した人の紹介でなければ、モノは売れないのだな」ということも重々実感しました。ゼロから人間関係を構築し、結果を出すのはハードルが高いですが、アグリコネクトさんとすでに関係性が生まれているポイントへアプローチすることができ、本来は「はじめまして」からスタートするはずのビジネスも、非常にスムーズに進めることができています。

アグリコネクトさんから、さまざまな提案をいただいたなかから、現在は果樹の生産組織へのプロモーションが進行中です。「Way-sist」は重いものを持ち上げたり、中腰の姿勢で作業したりするなどの動作を繰り返す果樹栽培の現場でも役立つという「実例」を作りながら、果樹系での認知度の定着を目指したいと考えています。現在は、B to Cに目を向けていますが、ゆくゆくは代理店様との人脈を構築し、B to Bによる販売にシフトしていけるのが理想です。
アグリコネクトさんには、製品のファンになっていただける顧客への橋渡し的なコンサルティングを続けていただき、人脈と知見をベースとした提案型の戦略パートナーという位置付けで、今後も共に取り組んでいきたいと考えています。